ハーレーのトラブル

スポーツスターのパーツリスト

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1986-1990 XLH パーツリスト
1991-1992 XLH パーツリスト
1993-1994 XLH パーツリスト
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2021 スポーツスター パーツリスト
2022 スポーツスター パーツリスト

スポーツスターの配線図

2001 XLH 配線図(白黒)
2002 スポーツスター 配線図(白黒)
2005 スポーツスター 配線図(白黒)
2006 スポーツスター 配線図(白黒)
2007 スポーツスター 配線図(白黒)
2008 スポーツスター 配線図(カラー)
2009 スポーツスター 配線図(カラー)
2010 スポーツスター 配線図(カラー)
2011 スポーツスター 配線図(カラー)
2012 スポーツスター 配線図(カラー)
2013 スポーツスター 配線図(カラー)
2014 スポーツスター 配線図(カラー)
2015 スポーツスター 配線図(カラー)
2016 スポーツスター 配線図(カラー)
2017 スポーツスター 配線図(カラー)
2018 スポーツスター 配線図(カラー)
2019 スポーツスター 配線図(カラー)
2020 スポーツスター 配線図(カラー)
2021 スポーツスター 配線図(カラー)
2022 スポーツスター 配線図(カラー)

おすすめ整備マニュアル


ハーレーダビッドソン スポーツスターのサービスマニュアル。
2003年キャブレター式のXLHスポーツスターの日常のメンテナンスからエンジンのオーバーホールまで写真付きで詳しく書かれています。

ハーレーダビッドソン スポーツスターのメンテナンスファイル。
2004年以降ラバーマウント式のXLスポーツスターのオイル交換からフォークのオーバーホールまで幅広く説明されてます。

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スピードメーターが動かない

車検を受けるのに整備点検も完了し、さぁ、このまま車検場まで向かおうと思った矢先。スピードメーターが動いてないです。
整備はしたけど走ったのは初めてなのでスピードメーターが死んでるとか予想外です。
不具合発生

当然、スピードメーターが動いてなければ車検は通りませんし交通違反であります。

これは車検どころではない!急いで帰って断線してないか確認するも原因不明。

残念ながらこの日の車検はキャンセルしてまた整備からやり直しです。

ヤフオクには灯火類やメーター問題なしだったのにウインカーは断線してるはブレーキスイッチが壊れてるはメーターは動かないし、現状販売は怖いね。まぁ覚悟の上で落札したのでノークレームです。

スピードメーター修理

スピードメーターはデイトナ製の社外メーターに交換されてます。まずは配線チェックです。
スピードメーター配線チェック

社外品のメーターとハーレーの配線の色が一致してません。

よって何をどう繋げばよいのかデイトナの説明書をネットで探すことから開始です。

デイトナの配線図

で見つけましたスピードメーターの配線図。
デイトナスピードメーター配線図

デイトナのスピードメーターは常時12V電源でODOメーターのバックアップ用。

アクセサリー12V電源でバックライト点灯。

スピード表示は後軸からくる車速パルスに繋ぐ電子式ですね。

ハーレー車体側の配線が何の線だか理解するのにテスターを使って調べていきます。

すると
  • オレンジに黄色線入りがアクセサリー12V電源
  • 茶色の線が常時12V電源
  • 黒色がアース線
  • 黒に青い線入りが車速パルス
でした。

これをデイトナのスピートメーターの配線と繋ぎます。
  • オレンジ→黄色線入りを赤と接続(ACC12V)
  • 茶色→オレンジと接続(常時12V)
  • 黒→黒と接続(アース)
  • 黒に青い線入りを別の線(写真では黒白線)で延長して→白に接続(車速パルス)
もう一度確認したところ配線は間違ってないようです。

となると車速パルスが来てないのか?ハーレーのスピードセンサーの故障か?

スピードセンサーのコネクターを外してテスターで通電テスト

テスターで通電チェック

真ん中が車速パスルの線です。上下は12V電源とアース。

メーター側の配線と通電してません。またしても断線か!

断線箇所

配線を辿っていくとこんな物が・・・

車速パスルの配線に割り込ませているエレクトロタップが青?!青って太い配線用で200wとかに使うやつで元の配線が細すぎて刺さってないですよねコレ。

ここの配線は細い線だから赤いエレクトロタップにしないと接触不良を起こします。線の太さや電流に合った部品を使ってない素人配線による接触不良が原因でした。

ここを正しい配線コネクターに差換えます。

配線コネクター

テスターで通電チェックをすると今度は問題なく繋がりました。

さて、走ってみないとスピードメーターが動かないので、仮ナンバーを背負って公道でテストランです。

すると今度はちゃんとスピードメーターが動きます。

スピードメーター合わせ

スピードメーター合わせ

がしかし、20キロで走ってるのに80キロを針が指してます。全然狂ってる。

そう、社外品の電気式メーターは車体に合わせて設定をしないと正しくスピード表示されません。

デイトナメーター本体の設定画面でハーレーの設定値52000と数値入力します(うちの883は再測すると74000が適正値でした)。

マニュアルでのメーター合わせ方法

もしくは下記計算方法で設定値をはじき出します。
  1. 設定をオートモード CAL-Iにして
  2. タイヤの外周をメジャーで計ります。
  3. タイヤを10回転させてパルス値を調べます。
  4. 計算します。周長L(km)=測ったタイヤの外周(mm)/10の6乗
  5. 入力パルス値=1/周長L(km)×(10周パルス値/10)
  6. 設定でマニュアルモード CAL-Yにしてパルス値を入力

詳しくはデイトナのオンラインマニュアルをご参照ください。
https://www.daytona.co.jp/dl-product-1358-m

スピードメーターを設定し直した状態で実走行。おぉ、今度は実走行とメーターの針が一致しているようです。
正確にスピードメーターを合わせるには予備車検場もしくはバイク屋まで行きシャシダイに乗せて40kmで合わせる必要があります。
僕は近くのヨビケンに行ってスピードメーター調整してきました。

スピードセンサーの配線図

スピードセンサー

ちなみに、社外品のスピードメーターは車速センサーから直接信号を読み取りスピードを表示します。
ハーレーダビッドソン純正メーターは車速センサーではなくECMから出力されるSerial Dataの信号を使うので配線は異なります。


ハーレーダビッドソンの純正メーター配線の仕組み

スピードメーターやタコメーターの配線はECMから出力されるSerial Dataという1本の線を繋ぎます。
Serial Data

このシリアルデータ線は1本でスピードとエンジン回転数の2つの信号を送信しています。
シリアルデータ線を社外品メーターに繋いでも仕様が違うのでスピードメーターは正常に動作しません。

スポーツスターの2014年移行はSerial DataからCANBUSへ変更され純正メーターも互換性がありませんのでご注意を。


今回使ったパーツと工具

テスター バイク用スピードメーター 配線コネクター ターミナルセット
テスター バイク用スピードメーター 配線コネクター ターミナルセット

これまでに発生した私のスポーツスタートラブル

ブレーキランプが点きっぱなし
リアブレーキランプスイッチ故障
リアフェンダーの修理
オイル漏れ
オイル漏れ
バッテリーあがり
バッテリーあがり
メーターが動かない
スピードメーターが動かない
ガス欠
ガス欠
フェンダー割れました
リアフェンダーが割れた
ハンドルのひび割れ
ハンドルのひび割れ
お尻が痛い
フォークオイル漏れ
フロントフォークオイル漏れ
マフラーがうるさくなった
マフラーがうるさくなった
LEDヘッドライトが点滅する
タイヤパンク修理
タイヤパンク修理


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