タイマーカバーの錆取り
ハーレーダビッドソンのタイマーカバーの錆取りしました。
タイマーカバーはスポーツスター純正のままで10年経過になります。
白いサビが蜘蛛の巣状に広がっています。
このサビは上からサンポールをかけても落ちませんでした。表面にクリア塗装がされていてその下にサビが浮いてきていると思われます。
よって剥離剤でクリア層の剥離から始めます。
タイマーカバーの外し方
ハーレーのタイマーカバーはトルクスネジT15が使われてます。
トルクスT15レンチはホームセンターなどで数百円でも売ってます。
無理やり六角レンチで外さないように。
2本のボルトを外したらカバーを外します。
外してビックリ!、インジェクションモデルは中身が空っぽでした。
タイマーカバーはダミーだったんですね。
60年以上続くスポーツスターファミリーのエンジンを継承するため、無駄であっても形や伝統にこだわるハーレーダビッドソン社の姿勢が素敵です。
外したタイマーカバーの錆を落とします。
表面のクリア塗装を落とすため、タイマーカバーに剥離剤を塗って5分放置します。
ブラッシング
クリア層がメラメラ剥がれてきたら真鍮ブラシを使って錆を落とします。
ブラシで擦る際、傷が入るので横方向にブラッシングしました。
横方向に真鍮ブラシを使って錆を落としながらヘアラインを綺麗に入れます。
円状や縦にブラッシングすると模様が汚くなるから左右に擦るといい感じに仕上がります。
ピカールで磨く
ブラッシングしたあとはタイマーカバーが曇っているので金属磨きピカールの登場です。
ハーレーダビッドソンには必需品の金属磨き剤、ホイールからエンジンまで何でもピカピカにします。
僕はピカールを布に付けずサランラップを使って磨いています。サランラップにピカールを塗ると液体が乾燥しにくく研磨剤がよく伸びます。
磨き終わったらカバーを元に取り付けします。
ネジロック塗布
エンジンの振動が激しいのでネジロック(中強度)を忘れずに塗っておきます。
タイマーカバー取り付け
文字の塗料が剥離剤で消えてしまいましたが錆も落ちたので十分でしょう。
一緒にエンジンカバーもピカールで磨くと惚れ惚れする美しさです。
今回使った工具とケミカル類
メンテナンス記録