スポーツスター883の紹介

スポーツスターのパーツリスト

1954-1978 XL/XLH パーツリスト
1979-1985 XL パーツリスト
1986-1990 XLH パーツリスト
1991-1992 XLH パーツリスト
1993-1994 XLH パーツリスト
1995-1996 XLH パーツリスト
1997 スポーツスター パーツリスト
1998 XLH パーツリスト
1999 スポーツスター パーツリスト
2000 XLH パーツリスト
2001 XLH パーツリスト
2002 スポーツスター パーツリスト
2003 スポーツスター パーツリスト
2004 スポーツスター パーツリスト
2005 スポーツスター パーツリスト
2006 スポーツスター パーツリスト
2007 スポーツスター パーツリスト
2008 スポーツスター パーツリスト
2009 スポーツスター パーツリスト
2010 スポーツスター パーツリスト
2011 スポーツスター パーツリスト
2012 スポーツスター パーツリスト
2013 スポーツスター パーツリスト
2014 スポーツスター パーツリスト
2015 スポーツスター パーツリスト
2016 スポーツスター パーツリスト
2017 スポーツスター パーツリスト
2018 スポーツスター パーツリスト
2019 スポーツスター パーツリスト
2020 スポーツスター パーツリスト
2021 スポーツスター パーツリスト
2022 スポーツスター パーツリスト

スポーツスターの配線図

2001 XLH 配線図(白黒)
2002 スポーツスター 配線図(白黒)
2005 スポーツスター 配線図(白黒)
2006 スポーツスター 配線図(白黒)
2007 スポーツスター 配線図(白黒)
2008 スポーツスター 配線図(カラー)
2009 スポーツスター 配線図(カラー)
2010 スポーツスター 配線図(カラー)
2011 スポーツスター 配線図(カラー)
2012 スポーツスター 配線図(カラー)
2013 スポーツスター 配線図(カラー)
2014 スポーツスター 配線図(カラー)
2015 スポーツスター 配線図(カラー)
2016 スポーツスター 配線図(カラー)
2017 スポーツスター 配線図(カラー)
2018 スポーツスター 配線図(カラー)
2019 スポーツスター 配線図(カラー)
2020 スポーツスター 配線図(カラー)
2021 スポーツスター 配線図(カラー)
2022 スポーツスター 配線図(カラー)

おすすめ整備マニュアル


ハーレーダビッドソン スポーツスターのサービスマニュアル。
2003年キャブレター式のXLHスポーツスターの日常のメンテナンスからエンジンのオーバーホールまで写真付きで詳しく書かれています。

ハーレーダビッドソン スポーツスターのメンテナンスファイル。
2004年以降ラバーマウント式のXLスポーツスターのオイル交換からフォークのオーバーホールまで幅広く説明されてます。
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スポーツスター883のレビュー

スポーツスター883のレビュー

ハーレーダビッドソンとの出会い

なんとなくハーレーでも乗ってみようかと思い立ってディーラーに見学など行ってまぁそこそこの値段がするな〜と迷ってたらヤフーオークションでカスタムされたXL883が目に止まり勢いで落札しちゃいました。

買ったはいいけど、車検は切れてるしウインカーは断線してるしテールランプは点きっぱなしだし、ヤフオクの説明内容と違い車道に走り出すには修理が必要な状態。
バイクを運んできたレッカーの運転手さんも、あのバイク屋ネジ締めてないから危ないぜって言って去って行った。業界では有名らしく悪い評価も目立つがバイクの現状販売なんてその程度と覚悟してはいたが、自分でメンテナンスしてここまで酷いとは思わなかった。

私はバイクのレストアが趣味であったもの幸いし、自分でハーレーを修理しユーザー車検で通し、現在はこのXL883パパサンに問題なく乗れている。おかげでハーレーダビッドソンの知識も身に付いた。

国産バイクと比べ工具の種類も多く必要とするハーレーダビッドソンは修理が難しいイメージが有る。
しかし、工具さえ揃えてしまえば空冷2気筒のハーレーダビッドソンは構造がシンプルゆえにメンテナンス性がとても良く、国産バイクよりも気軽に付き合えるバイクであることに気付いた。
その証拠に数々のカスタムされたハーレー車両の存在。基本設計が昔から変わってないので部品の流用性が高く、いじり甲斐がある。
知れば知るほど面白くなるハーレーダビッドソンの世界。長年愛されファンが多いのも納得ができる。

僕のハーレーダビッドソン

僕の乗るスポーツスターは2009年式のXL883スタンダードです。

エンジンの排気量は883cc通称パパサンと呼ばれています。このエンジンはハーレーダビッドソン史で一番歴史が長く68年も続いた唯一の空冷4カムエンジンです。設計が昔から変わっておらずハーレー特有の振動や鼓動感が現代でも味わえるハーレーらしいエンジンです。
残念ながら空冷スポーツスターは2023年に排ガス規制の影響で全世界で販売が終了しました。
なお、水冷エンジンの現行スポーツスターは空冷スポーツスターから継承された物は無く、全く別の新しいバイクです。

僕の883 僕のハーレーダビッドソン

ハーレー883のインプレッション

※あくまで僕個人の主観のため参考にはなりません。

初めて883に乗った感想として。エンジンを掛けた瞬間グラグラする揺れに驚きました。僕のパパサンは振動を抑えるエンジンマウントにブッシュがある後期型にもかかわらず車体全体が揺れます。エンジンはもっと揺れててアイドリングの鼓動に合わせて単体でグラグラします。走り出しても振動が収まることはありません。ずっとドコドコしてるんです。

アクセルを開けて加速していくと排気量883ccもあるのに遅い。
あれ?吹け上がりが遅いな〜。そりゃそうだパパサンのエンジンはロングストロークに大きなフライホイール。国産大型バイクとは比較にならない程遅い。ただ前へ蹴り出す力のトルクがあり正面から強風を受けても登り坂になってもパワーダウンを感じない。

街乗り

街乗り
加速は穏やかでアクセルをガバっと開けてもやや遅れて加速する。レスポンスは鈍いところもあるが逆にこれが街中では扱いやすい。

車重に対しエンジンパワーが負けてるのか低速走行ではノッキングしても車体がガクガクしない。交差点を曲がる際も非力なエンジンと大きなフライホイールのお陰でギクシャクせず曲がれる。

エンジンブレーキはシフトダウンしてクラッチを繋ぐと強トルクでやはりガクンと衝撃を受けるがアクセルを捻ってブリッピングすると回転を合わせやすく綺麗に繋がる。

街中を鼓動に酔いしれてトコトコ走るのはとても楽しい。

峠道

峠道
強いトルクにより急な登坂もグイグイ登っていける。
旋回性能はスポーツファミリーだけあって前後のバランスがよく気持ちよく曲がれる。しかしバンク角が浅いので倒しすぎるとマフラーを擦ってそれ以上倒すと転倒だ。ニーグリップができないので車体を寝かし込むのも起き上がりを抑えることも出来ない。

ブレーキ性能は想像していたよりも良く効き制動力はしっかりある。ただタイヤが硬くロックしてしまいブレーキに対してタイヤが負ける。
峠道に限らず制動距離は長くなるので余裕を持った減速、車間距離、速度に注意したほうが良さそうだ。

山道は他人のペースに巻き込まれず自分のペースでのんびり景色を楽しみながら走ると面白い。

高速道路

高速道路
パパサンで高速走行は厳しい。特に2009年までのスポーツスター883はフロントプーリーが28Tで最高速が低い。最終型の29Tに交換しても時速100キロ出すとエンジンが唸り声を上げる。僕のはローダウンしているので道路の段差でシートからお尻が浮いて危険を感じることもしばしば。

追い越しはパワーが足りず正直しんどい。走行車線を走るだけなら問題はないがブッ飛ばすのは無茶だ。ビビリな僕は80キロが精一杯。

一番の問題はお尻が痛い。ハーレーの乗車姿勢はすべての体重がお尻に掛かる。よってお尻と相談しながら休憩を取らないと帰り道で辛い思いをする。

ハーレーに乗ってみたい憧れはあったが買ってまで乗るつもりは無かった。ハーレーは格好つけて雰囲気でドヤ顔する人たちが乗る印象が強くやや抵抗もあった。ただスポーツスターだけは肩肘張らずに乗れて服装やカスタムも自由。自分が好きなように乗れば良しとする寛容なバイクで実際にツーリングで集まると服装もカスタムも皆バラバラ。さらに言えばカスタムに正解はないので他人のバイクにケチを付ける人もいない。
はじめの頃はビッグツインやビンテージでマウント取るハーレー文化に戸惑いもあったが、そんなの古株の中でやってくれ。僕のパパサンはビンテージバイクじゃないけどスポーツスター特有の鼓動と乗りやすさ、十分な動力、それにカスタムに幅があってとても楽しいハーレーライフを過ごしている。

今はパパサンがお気に入りでどこへ行くにもコイツに乗っている。お尻は痛いけど。

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